目次
利用ツール
Win10 環境想定
想定シーン
- zoom で行っている会議や勉強会を、より多くの人が閲覧(+ディスカッション)するために別の環境(今回はSlack)に再配信する
- もともと zoom の有償プランであれば YouTube Live などへの配信メニューがあるらしい
- ただ、zoom の画面だけでなく他の情報も詰め込んで再配信するには OBS Studio のような配信ツールが必要
- OBS Studio は標準ではライブ配信か録画しかできないが、 OBS-VirtualCam プラグインをインストールすることで、仮想的なカメラデバイスを作りそこに OBS Studio の配信データを流すということができる
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OBS-VirtualCam で作った仮想カメラは他のアプリケーションからは通常のWebカメラと同様に見えるので、アプリケーションで利用するカメラをOBS-VirtualCamで作った仮想カメラを指定することでそのアプリケーションに流す動画を差し替えることができる
OBS Studio はそもそも配信ツールなので、本来はこんな必要なくYouTube Live等への配信が可能です。
OBS Studio のインストール方法
- インストールは特に難しいことなくインストーラーからインストールする程度でOK
- OBS Studio インストール後に OBS-VirtualCam のインストーラーを実行しプラグインをインストールする
OBS-VirtualCam の使い方
- インストール後、「ツール」→「VirtualCam」で表示されるダイアログで Start で Target Camera で指定した仮想カメラに配信が始まる
- この動画を利用したいアプリケーション側ではここで指定した Target Camera をカメラデバイスとして指定して使う
引っかかったポイント
- zoom のビデオ映像を OBS Studio にウィンドウキャプチャで取り込んだ際に動画部分が映らない
- そのウィンドウキャプチャのプロパティで「キャプチャ方法」を「自動」から「Windows Graphics Capture」に変更
- (2020-08-19 追記)https://obsproject.com/forum/threads/obs-zoom-no-video-capture.113834/#post-435697 によると zoom のビデオ設定の「ビデオレンダリング方法」を「自動」「フリップ」以外に設定することでも対応できそう
OBS Studio での設定・表示がうまくいけば特に引っかかることはなくアプリケーション側(Slack 通話)で利用カメラを上で指定した Target Camera にすることで配信できます。