発生したのは WebARENA Indigo 1 CPU 1 GB AlmaLinux 9.4 の環境だが、同様のリソースの小さいVPSなどの環境で発生するはず。
epel を有効にした環境で、 dnf update
他、 dnf コマンドを操作すると読込中に無応答になる現象が発生。
原因はメモリ不足。 swap が設定されていないため、OOM Killer が実行され停止していた模様。
swap を追加して解決。
例) 2GB の swap 追加。swap 用のファイルを作成してそれを利用。
# swap 用ファイルの用意 sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=2048 sudo chmod 600 /swapfile # swap として初期化 sudo mkswap /swapfile # swap として有効化 # これは再起動すると元に戻る sudo swapon /swapfile # /etc/fstab に追記して起動時に有効となるように設定 echo '/swapfile none swap sw 0 0' | sudo tee -a /etc/fstab
再起動して有効になっていることを確認。
なお、上記を設定後 dnf update をかけた際、 swap にあふれたサイズは 35MB ほど。
最近の仮想環境の多くでは swap が設定されていないことが多いようなので、無応答、停止状態になるよりはパフォーマンスに影響するとしても swap は設定した方がいいと思います。