カテゴリ

CentOS OpenVZ / Virtuozzo

※取り急ぎ、現時点で分かっている情報だけをまとめています。後日追記の可能性があります(これですべてで追記しないかも)。

2013/12/04 初版
2013/12/10 DTIからのリリースについて追記

タイトルの事象、正確には「応答がなくなる」ではなく、「すべてのネットワークインターフェイスが無効状態になる」です。
HNを直接扱えない環境では事実上、VPSからの応答がなくなったように見えます。

目次

参照URL

http://www.webhostingtalk.com/showthread.php?t=1327600

発生条件

このブログのサーバを含めたいくつか使っているVPSサービスで発生しました。

ただし、

  • ProxmoxVE上のコンテナ
  • CentOS 6をHNにしたOpenVZ上のコンテナ

では発生しませんでした。

VPSサービスのカーネルは EL5 ベースのようなこと、未確認情報ながら最初の参照URLにも CentOS 5ベースのHNの場合におこるようなことがあるので、

  • RHEL 5 / CentOS 5 ベースの OpenVZ 環境のコンテナでCentOS6.5 にアップグレードした場合

が発生条件かもしれません。

[note]
実際、症状が起こったVPSで uname -r をだすと

2.6.18-194.3.1.el5.028stab069.6xen
または
2.6.18-194.3.1.el5.028stab069.6

が表示され、これは http://download.openvz.org/kernel/branches/rhel5-2.6.18/028stab069.6/ と一致するものでした
(2010年5月なので、とても古い、アップデートされていないHNであることがわかります)。
その後の期間で、OpenVZ自体の仕様がかなり大きく変わっていますので、今回の事象以外にもアップデート・アップグレードに関わるトラブルが起こりうる状態であるといえると思います。

[/note]

対策

現時点ではワークアラウンドな対応しか見つけていません。
内容は上記URLなのですが、

  • iproute パッケージを強制的にダウングレードさせる(依存関係を無視)

になります。
また、このままだと yum update をかけた際に再発してしまいますので、

  • /etc/yum.conf に exclude=iproute* を追記する

も、運用上必要になると思います。

ただし、このワークアラウンドは継続的に使うと iproute パッケージだけ永遠に古いままになり依存関係の解決などできなくなる恐れもあるので、公式に修正された時点で最新版での稼働をさせるべきだと思います。
(が、VPSサービスのサポートによってはアップグレードはサポート対象外、と言うかもしれません)

DTI ServersMan@VPS ご利用の方は

DTIの ServersMan@VPS をご利用の方で、上記のようにCentOS 6.5 にアップグレードし再起動で無応答になった方は MyDTI からサポートへ問い合わせをすると対処していただけるようです。

2013/12/10のリリース

サポートから

がリリースされました。

コメント