■サーバの時刻合わせについて
サーバの時計の時刻合わせにはNTPという仕組みを利用します。
NTPには主に
・コマンド実行時に瞬間的に時刻を合わせる「ntpdate」コマンド
・常駐的に時刻提供サーバ(NTPサーバ)に時刻を同期し続ける「ntpd」デーモン(サービス)
の2種類があります。
NTPデーモンは徐々に同期をとっていく仕組みのため、大幅に時刻がずれているサーバの時刻合わせはできません。
そのため、事前にntpdateコマンドで合わせてから、デーモンを起動します。
■ntpdateコマンド
ntpdate NTPサーバ名
例)ntpdate xxx.xxx.xxx.xxx
コマンドを実行した時点のNTPサーバ時刻に合わせます。
※既にntpdが起動している場合、バッティングしてしまうためntpdを停止してから実行する必要があります。
■ntpdデーモン
/etc/ntp.conf に同期するサーバについての設定をします。
restrict xxx.xxx.xxx.xxx mask 255.255.255.255 nomodify notrap noquery restrict yyy.yyy.yyy.yyy mask 255.255.255.255 nomodify notrap noquery server xxx.xxx.xxx.xxx server yyy.yyy.yyy.yyy
その後、
service ntpd start
で起動します。
サーバ再起動時に自動的に実行するようにするため、以下のコマンドを実行します。
chkconfig --level 2345 ntpd on
OR
chkconfig --level ntpd on
デーモン起動後、しばらくして同期が取れた頃に以下のコマンドで同期状態を確認してください。
ntpq -p
以下のような表示が出てくれば正常に同期が取れています。
見方)→
http://network.station.ez-net.jp/special/ntp/appendix/A-1.asp
http://www.oiden.net/Flets/bangai02/ntpq_output
remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== LOCAL(0) LOCAL(0) 10 l 46 64 377 0.000 0.000 0.008 *xxx.xxx.xxx.xxx ntp1.jst.mfeed. 3 u 626 1024 377 0.229 0.166 0.446 +yyy.yyy.yyy.yyy ntp3.jst.mfeed. 3 u 713 1024 377 0.261 0.343 0.371