目次

DNSについて。 の派生です。

本編 DNSについて。 もご覧ください。

DNSに至る経緯概略(大雑把)

IPアドレス
IPアドレスは通信の対象となる機器の1つ1つの識別に利用される番号です。
通信機器それぞれにとっては、結局IPアドレスで通信を行うので、ホスト名は不要です。
また、コンピュータにとっては世界は2進法なので、見慣れたxxx.xxx.xxx.xxx 形式ではなく、0/1 の羅列32桁がIPアドレスの本来の姿です。
例) 0111111000000000000000000000001

人間にとってこれでは分かりにくいので、8桁(8bit)ごとに区切り、それを10進法表示することにしました。
例) 0111111 00000000 00000000 00000001 → 127.0.0.1
これが一般的に言われる「IPアドレス」の表記です。

ホスト名
が、これでも人間にとっては覚えにくいので、名前をつけその名前とIPアドレスをひもづけるファイルを作っておき、そこを参照するようにしました。
例) /etc/hosts に xxx.xxx.xxx.xxx host1

しかし、このファイルは関係システムで共有・同期されている必要があり、対象台数が増えてくると現実的に管理不能になってきます。
そこで、1台のサーバにこの情報をまとめて、どの通信機器もそのサーバに問い合わせるような仕組みにすることで管理しやすくしました。
しかしすべてのデータを1台に登録すると、システム的な負荷が高くなることと、登録したい時に手間がかかる・手間が集中する、ことから分散管理できる仕組みとしました。
ということでDNSです。

コメント

いただいたコメント
  1. 前野 より:

    DNSはもともと分散しているホスト名データを管理部分だけをまとめるために作られたものです。末端のデータを集めることはもともと無理な話なのです。